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Jose Maria Siciliaホセ マリア シシリア

works of art

Sanlúcar de Barrameda

Sicilia, Jose-Maria

サンルーカル・デ・バラメーダ 90-91
(アンダルシア地方カーディス県の港町)
1990-1991,
板に混合技法、写真を刷った絹紙、蝋
52.5 x 52.5 x 6.6 cm, 52点セット

Self-portrait

self portrait

1954年 マドリード生まれ。
蜜蝋の支持体に、油彩で花や蝶のモティーフを描いた大画面の連作で知られる、現代スペインを代表するアーティスト。現在はパリとマヨルカを拠点に制作を続け、マドリード、パリ、ロンドン等でコンスタントに作品を発表している。


祖父の代から活躍した建築家のファミリーに生まれ、父の希望もあり建築を学ぶが、アートに対する強い欲求を抑えきれずサン・フェルナンド美術大学に進学し、アーティストの道を選ぶ。才能はただちに開花し、その表現主義絵画は アートシーンに強いインパクトを与え、大きな評価を得た。

20代後半の1980年代前半から、パリ(Galerie Crousel-Hussenot)をはじめ、ケルン (Galerie Rudolf Zwirner)やニューヨーク(Blum Helman Gallery)、ロンドン (Michael Hue-Williams)などの一流のギャラリーにおいて個展を重ね、数多くの美術館やギャラリーなどでのグループ展に数多く招請されるなど、アーティストとして大変恵まれた活動の場を与えられた。

また1986年には、ベニスビエンナーレにスペイン代表として招待されるという栄誉を受けた。80年代後半になると新たな表現形式の確立を目指し、 アーティスト独自のテーマ、”光のマティエール”探求へと向かい、1990年に 蜜ろうをシシリア独自の方法で絵画に蘇生することで表現領域を拡げ、現在の様式を 完成させた。マヨルカ島のジョアン・ミロ財団"Fundació Pilar i Joan Miró a Mallorca"の オープニング企画展(93年)、スペイン国立美術館"Museo Nacional de Arte Reina Sofía"(97年) など母国の美術館での大掛かりな展覧会が開催され、国際的に大きな評価を得ている。

日本国内では、1999年のタマダプロジェクトでの個展のほか、2008年には長崎県美術館にて日本国内では初めての展覧会が開催されました。